きものを着たいと思った時に、どうやって入手するのか。
あまり意識していないと、まったく気付かないこともあると思いますが、案外着物はご自身の
家に眠っていることが多いのではないでしょうか。
おじいちゃん・おばあちゃん・お父さん・お母さんの着物・・etcetc・・・。
よく言われることですが、着物は一代だけ着るものではなく親から子へ、子から孫へと受け
継がれるものだそうです。
かつて、家族の誰かや知り合いから服を譲ってもらったことがありませんか。
そう、「お下がり」です。着物を手っ取り早く入手するのは、過去の人々が繰り返してきた
この方法が一番だと思います。
これを書いている管理人(男)自身も、着物は曾おばあさんの物をちょこっと直したもの、帯は
おじいさんの形見、ちょこっと羽織る上っ張りはおばあさんのもの、下駄は父のもの、
それに加えて母が買ってくれた足袋をはいています。
ちょっと探してみませんか。タンスの肥やしなどと、不名誉な名前を付けられがちな着物ですが、
着れば立派な衣服です。出来れば、家族の方と一緒に着物にまつわる話を聞きながらタンスの
引き出しを開けてみられると良いでしょう。
探せばある、と言っておいて結構どこにでもある既製品の着物(仕立て上がりと呼んだりします)。
一枚の反物から自分のサイズにぴったり合った物を作ってもらうのは、
なかなか経験の無いことで戸惑う方も多いと思います。それにちょこっと時間もかかるし。
で、既製品(プレタと呼ぶところも)なのですが、これもやはりやっす〜いお手ごろなものから、
たっか〜い(といってウン十万のものはあまり・・)ものまであります。
手の届く価格帯で、店員本人が着ていて(洋服屋と一緒)、すすめてくれる品物はおおよそ
外れが少ないと思います。
イメージし易いところでは、既製の浴衣があります。
浴衣から一歩進んだものとして、入門しやすい木綿・ウール・化繊(これが一番多い)等があります。
言葉は違えど、似通った場合が多いのが↑のもの。
安価なもの・そうでないもの・希少なもの色々。
最近巷に多いリサイクルショップ、あなたの街のお店には着物はおいてありますか?
注意したいのが、汚れ・虫食い・生地や糸の傷みです。あまりひどいものはおすすめしません。
「古着」これは一度袖を通したら古着になるような気も・・。
着物専門、またはそれに近い古着屋さんならある程度はきちんとしてあるはずです。
また、名店とも呼べるほどの品揃え・センス・価格帯(これはピンキリ)を備えたところもあります。
アンティーク。骨董なのですが、そう呼ぶには惜しい素敵なデザインが眠っていたりいなかったり
します。銘仙・お召しなんか人気があるようですね。センスのいい店、親切な店が見つかるといいですね。
浴衣から一歩進んだものとして、入門しやすい木綿・ウール・化繊(これが一番多い)等があります。
どこで売っているかを探す簡易な方法
単純なようでなかなか奥が深い「職業別電話帳」。
きもの屋を探すのも、リサイクルショップを探すのも意外に簡単です。
事前に品揃えも聞くことが出来ます(あたり前ですが)。
他にも履き物屋を探すも良し、小間物屋を探すのも良し・・・。
思わぬ良店を発見することも出来るかもしれません。
電話帳にURLが載っていたら、アクセスできますしね。
一度お試し下さい。
自分の好みを伝えて満足のいく1枚を
一般的には着物は1枚の布で販売されています。
それに仕立て代等の加工賃をのせて購入するわけです。
何より自分のサイズに合った物は着心地が違います。
単などは比較的安価で「自分のためだけの着物ゲット!」な満足感を得られて良いです。
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